子どもの習い事、楽しく続ける方法

リトミック

子どもの習い事、楽しく続ける方法

こんにちは!

ピアノ教室講師のむらかみです。

子どもにはたくさんの経験をして、たくさん学んでほしいから、習い事には悩みますよね。

今日は、子どもの習い事教室の先生であり、小学生のママでもある私が経験したこと、実践していること。習い事の始め方などをお話していきますよ。

人気の習い事とは?

まず、子どもの習い事で人気のトップ3を調べてみました。

1位 運動系教室(プールや体操教室、サッカーなど)

2位 音楽教室(やっぱり、リトミックやピアノでしょうかね)

3位 塾(幼児教室や英語かな)

これらの習い事は、かなり小さいうちから習えるものもあったり、小学生になっても続けられるものも多いですよね。

では、始め方はどうしているのでしょうか。

ベネッセの教育情報によりますと、「お子さまが習い事を始めたきっかけは何ですか?」の問いでは「母親が薦めた」が最も多い40.9%「子どもが習いたいと言った」が36.6%となりました。

学年が上がると、子ども本人の意向が強くなる傾向にあるようです。

では、いつごろから習い事をはじめているのでしょうか?

「幼稚園や保育園入園前」が24.2%と最も多く、小学校入学前に習い事を始めている子が68.9%にもなります。「習い事デビューは小学校入学前が多数派」といった感じでした。

子どもの気持ち

教室に来られるリトミックの生徒さんは、幼児さん対象なので「リトミックやりたい!」なんて言う子はまずいないと思います。

お家でお母さんが、音楽に興味を持っている様子の我が子を見て、「リトミックに行こう!」と始められるパターンが多いではないしょうか。

または、時期が来たらピアノを習わせたくて。というケースも多いです。

「ピアノが弾きたい!」と言い始める子も、3〜4歳くらいになるといると思います。

私の教室のリトミックは完全個人レッスンなのですが、お子さんの様子を見ていると2パターンに分かれることが多いです。

①「音楽遊び」を理解していて、楽しそうに先生と遊ぶ子

②とにかく大人に不信感を持っていて、先生(大人)に反発したい子

どういうわけか、くっきりと2パターンに分かれます。

①のパターンの子の場合は、カリキュラムを1から進めていき、順調にピアノを使った遊びまで持っていけます。こういう子の場合、共通しているのが、レッスン終了後に必ずお母さんが「今日も楽しかったね」と声がけしている、ということです。

②のパターンの子の場合、まずは信頼関係を作ることから始めていきます。

興味のあることを探して、「やりたい!」の興味を見つけながら進めていくので、じっくりゆっくり、時間をかけてやっていくのです。

こういう場合、お母さんにも工夫が必要で、時間帯によっては眠かったり、お腹が空いていて不機嫌の場合もあるので、来る前に1個だけビスケットをかじってくるとか、十分に休んでからくるとか、「リトミックが終わったら残りのお菓子を食べようね」「今日も楽しかったね」など、よくお話することがとても大切です。

幼児といえども感情のある人間です。全て親に強引に決められて、ただブイーンと車で連れて来られて「さぁ、やりなさい」では、不機嫌になってしまってもしょうがないと思います。

よく子どもとお話しをして、「これは楽しい習い事」という気持ちを教えてあげることも大切ですし、「不機嫌」になるポイントを察知して、先回りして回避するのも、上手に習い事を続けるポイントですね。

人間て不思議なもので、楽しくないと感じていても、「楽しかったね」と口にだすだけで、なんとなく楽しく感じてくるものなのです。

お子さまの感情も、お母さんが「楽しかったね」といっただけで、たちまち楽しいものになってしまうのです。お母さんの力って、すごいですよね。

親がさせる習い事

息子が小学生になってからやりたいことが増えてきて、いろんな教室の体験に伺ったのですが、先日伺った習字教室では、「おうちの宿題、何枚にしますか?」と先生に私が聞かれ、正直、返答にこまりました。

宿題をやるのは息子であり、私ではないので、「何枚にするのか選べるのなら私が決めることではない」と思ったのです。

話を伺っているうちにわかったのですが、お習字の習い事は、ほとんどがお母さんが決めて来る子が多いようです。

確かに、小1や小2から「習字やりたい」っていう子はあんまりいないかもしれないですね。事実、学校で習字が始まる3年生から始める子が多いみたいです。

また、通っている習い事のお母さんと話している時にも、「何かを極めて欲しくて、色々試しているんです。」とおっしゃっていて、お母さんが探してあげて、通わせているんだなぁ。と感じたこともありました。そして、「何をやらせても1ヶ月しかもたない。」ともおっしゃっていました。

お母さんが決めて通わせていると、そのうち楽しくなって来る場合もありますが、イヤイヤやっても習得しないでしょうし、宿題がある習い事の場合、進んでやることなんてないですよね。

私の教室では、リトミックは別ですが、ピアノを習いに来る生徒さんは、「自分で弾きたいと希望した方」しかレッスンをお受けしていません。

じゃないと、ピアノの練習ができるはずがないのです。

レッスンだって、イヤイヤの態度でやられても、私もおもしろくないのです。

親がさせたい習い事に興味を持たせる方法

とはいっても、「英語を習わせたい!」「字が上手くなってほしい!」「ピアノが弾けるようになってほしい!」いろいろ学んでほしいですよね。

我が子の場合ですが、「本人が興味を持ち始めるまで体験させてみる」っていう事を実践しています。

お友達が字が上手だったら「上手だね、習字を習っているんだって」と聞かせたり、習字の個展なんかを見せたり、実際に書いている映像を見せたり、「おもしろそう」と思えるポイントを日々、体験させます。

ピアノを始めたきっかけもまさにそれで、同じくらいの年の子が毎日家に来て、一生懸命レッスンして弾けるようになっていく姿を見て、「僕もやりたい」と言うようになりました。

「やりたい」という言葉がでてきたらこっちのもんです。笑

どんなに宿題をやりたくなくても、行きたくなくても、「え、じゃあ やめるの?」と聞くと「やめない」となり、根気よく続けることができます。

「ママが決めたんじゃないよ。Gくんがやりたいって言ったのよ」

「自分が決めたことはしっかりやり通す」ということをしっかりと自覚させます。

息子の場合、「一度始めたら絶対に辞めたくない」という気持ちがあるようなので通用しますが、「やめるの?」と聞いて「やめる」と言っちゃう子の場合は、「やめるなら、他にやりたいことがあっても、もう何も習わせられないよ。それでいい?」という交換条件は必要かなと思います。

原因と結果の法則

まさにこれです。

私たちがこれまで考えてきたこと(原因)が、私たちを、いまの環境(結果)に運んでくるということ。

「〇〇をやったから、今〇〇になっちゃったんだよ」ていう原因と結果を必ず伝えます。

理解できてくるのは、年長さんあたりからでしょうか。最初は全く理解できませんが、言い続けるうちに理解してきます。

「ママが『走らないで』と言ったのに走ったから転んで怪我をしてしまったのよ。」

「あなたがやりたいと言ったから始めたのよ。やめるのなら、もう何かを『やりたい』と言っても習わせられませんよ。」

「原因と結果」をきちんと説明します。

「やる」と言ったことは最後までやり通す、強い心をもってほしいのなら。

これらは、小学生にもなったら ちゃんと理解させることが必要です。
また、それとは逆に、頑張った時や上手くできた時にはうんと褒め、賞状や成果をリビングなどの見えるところに貼って讃えると、とってもやる気を出して続けていけます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

習い事は、技術の習得ができますが、それ以上に「生き方」や「考え方」、それ以外の学びもたくさんあるものだと私は思います。

親子で成長していけたら良いですね。

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