ピアノ練習しない子がやる気になる!プロ直伝お母さんの声がけ5つのテクニック

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ピアノ練習しない子がやる気になる!プロ直伝お母さんの声がけ5つのテクニック

ピアノが弾きたい!習いたい!そう言って習い始めたはずなのに、お家で練習しない。そんなお子さんも多いと思います。
親として、どういう働きかけが必要なのでしょうか。

子供がピアノを習うと、やっぱりお母さんの働きかけがとても重要です。
干渉し過ぎても、干渉しなさすぎても良くありません。
ピアノを練習する時間を決めてあげるという方法もあります。

この記事は、ピアノの練習があまり好きではないお子さんに、どんな働きかけをしたら練習してくれるのか、そのヒントとお母さんの心構えのお話をしていきます。
いろんなタイプの子がいると思いますが、「ピアノ練習ってどういうこと?」「何をしたら良いの?」など、疑問に思っていることなどがはっきりし、きっと今後の参考になると思います。

宿題が簡単すぎると弾かなくなる?

導入期の幼児さんの場合、宿題の曲はとても簡単です。
2小節や4小節で終わるような曲も多く、だいたいのお子さんがそう言った簡単な曲から指を動かすことに慣れていき、少しずつ長い曲に移行し、音楽用語や表現の勉強をしていきます。

この「簡単」というのがくせ者で、最初は難しくて指が思った通りに動かないので頑張って弾くでしょう。

だいたい弾けるようになると飽きて来て弾きたくなくなります。

でも本当は、ここからががんばって欲しいところなのです。

お家で上手に弾けても、反復練習を繰り返しやっていない子はだいたい先生の前で弾くと弾けなくなります。

「お家では弾けたのに。」そう言う子はとっても多いです。

いつもと違うピアノ。
雰囲気。見られている圧迫感。

お家練習とは違う雰囲気の中で弾くので、いつも通りに弾けない可能性の方が多いと思って良いです。
また、指の形や、リズム、音の長さ。
いつも先生に注意されていることは守れているか、そこまで完璧に弾けるように練習するには、幼児さんでも1日に30分は最低でも時間がかかります。

・1つの曲を5回ずつ弾く(大きな子は10回など、臨機応変に増やしていく)
・つまずいたら「1回」にカウントしない
・手のフォームやリズムは守られているか確認しながら弾く

こんなことを子供とあーだこーだと言いながらすすめていたら、あっという間に15分、20分とたってしまいます。

お母さんと練習する

小さいお子さんは特に「ピアノを弾く」ということ自体を忘れてしまっていることが多いので、「○時になったらピアノの練習しようね」と時間を決めておくと良いです。

お母さんと一緒に練習するのを煙たがる子もいます。

お母さんにとやかく言われるのを嫌うのです。

そういう場合は口出ししない方が良いと思います。

レッスンや練習についてのアドバイスは先生におまかせするとして、お家では「今から1時間ピアノ練習の時間だよ」と、練習の時間は決めておくと良いです。

大きくなるにつれてその1時間の中で上手に自分で時間配分をして、宿題の曲を練習出来るようになっていくでしょう。

お母さんが口出ししすぎる

お母さんが全く干渉しないのも良くないですが、口出ししすぎるのもよくありません。
例えば、導入期を少し過ぎたくらいに、簡単な楽曲をやってみたら、「譜読みができない」ということが多々あります。

これまで、おうち練習ではお母さんがドレミを読んであげて、それを記憶して弾いて来た子に多いです。

実際、曲の完成度は高く、先生のアドバイスもちゃんと守れていて、弾けるようになるのが早いですが、そういう子に限ってお母さんが付きっ切りすぎたために自力で譜読みができない。
という結果に陥ってしまうことがあるのです。

お母さんとの練習が楽しいのならまだ良いのですが、「義務」のようにやらされている子も少なからずいるでしょう。

これではピアノが楽しくありません。
せっかく弾けるようになったのに「楽しくない」なのはもったいない!

なぜ楽しくなくなってしまったのか、その原因は必ずあるはずです。
お子さんとの距離感はとても難しいですが、ここが一番重要なのではないかなと思います。

ピアノが上手くてお母さんが付きっ切りで練習して来た子の末路

私が小学生の時のピアノ教室にはコンクールで賞をとったり、本選に出るために飛行機で先生と東京に行くような子が数人在籍していました。

先生とはお母さんぐるみの付き合いで、どちらかというとお母さんと先生主導で物事が進められているように子供ながらに見ていました。

あの子は楽しいのかな。

そんなことをよく考えていたのを覚えています。

年月が過ぎ、大人になったある日、母から、その子のお母さんに街でお会いしたと聞きました。
「お子さん、ピアノは続けているの?」という話になったそうです。
その子は、その後中学生になった頃、やめたそうです。
それきり、ピアノには一切触らないそうです。

きっと、やらされていたのだと思います。
コンクールで賞を取るくらい練習していたのです。
毎日何時間もお母さんが付きっ切りで厳しく練習していたのだと思います。

それが嫌になったのだと思います。

私も、同じような子供時代だったら、今も続けていたかわかりません。

ピアノは私だけの世界でした。
私が1人で自由に表現できる世界観が好きなのです。
人に強要されれていたら、やめていたでしょう。

お母さんが干渉しない

私が子供の頃、母はピアノ練習に口出しすることはほとんどありませんでした。
でも、「○時〜○時まで弾きなさい」といった時間配分は決められていました。

リビングにピアノがあったので、父が帰って来る前に弾いてしまいなさい、とか、夜遅くなると近所迷惑だから早い時間に弾いてしまいなさいとか、そんな理由だったと思います。

子供ですから、まだ上手に1日のスケジュールを立てられませんので、それはとても効果的だったと思います。

また、今現在 息子がピアノを始めたばかりですが、ピアノの蓋は開けっぱなしにしていて、いつでも弾けるようにしています。

とはいえ、ピアノ教室の生徒さんが来ますので、弾ける時間は限られています。

なので「今弾いちゃったら??」と促したり、夜でも私が電子ピアノの電源を入れたら走って来て「弾きたーい」と言ってきたりします。

『誰かが弾いていたら弾きたくなる。』

っていうのはあると思います。

あと、キーボードで練習しているお子さんもいますが、キーボードでは面白くないと思います。
鍵盤の重みもないので、手のフォームがいくらなおしてもぺちゃんこ弾きになります。

これを続けているとなおらなくなるので、本当にピアノを習わせたいのなら、電子ピアノでも良いので「ピアノ」を購入することをおすすめします。

また、ヘッドフォンの練習も、子供にはあまりよくありません。

やっぱり、そばにいなくても、仕事をしながらでも良いのでお母さんが聞いてあげていて「今のすごくよかったね」と毎回じゃなくても良いので言ってあげることが一番のモチベーションに繫がると思います。

1人ヘッドフォンで練習する子供。
寂しいじゃありませんか。

せっかくピアノを習っているのですから、ピアノを弾く時間帯や音の大きさに配慮しながらピアノの音色が鳴り響くお家」はとても素敵だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
お家でのピアノ練習。
お母さんの役割がとても重要だということ、お分かりいただけましたでしょうか。

ピアノ教室に通ったから「全て先生に丸投げ」ではなく、お子様を見守る姿勢もとても重要だということがお分かりいただけたと思います。

とはいえ、発表会などで子供の成長を見るのはとても素敵で、喜ばしいことだと思いますので、程よい距離感でお子さんと二人三脚で楽しくやっていっていただけたらと思います。

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