現役ピアノ講師が語る、緊張しない秘訣
発表会やコンクールなどで口から心臓が飛び出そうなほど緊張したことはないでしょうか?
適度な緊張は必要ですが、あがってしまって全く手が動かない!となっては困りものです。
「緊張」の原因を振りほどいて人前で弾くことに慣れていくことが解決に導きます。
この記事は、人前でピアノを弾く機会があるのだけれど、どうも緊張してしまうので苦手。
という方に読んでいただきたい内容となっていますので、参考にしてもらえたらと思います。
子供は緊張しない?
私自身、子供の頃は緊張しませんでした。
どちらかといったら、「早く舞台に出て弾きたい!ワクワク!」といった感じでした。
だから、トップバッターが好きだったし、音大時代でさえ「早く弾きたい!」と思っていました。
きっと子供のころは「不安」や「弾けなかったらどうしよう」といった思考があまりないからなんじゃないかと思います。
そんな時に、本番で止まってしまったり、全然弾けなくて舞台の上で固まってしまった。
頭が真っ白になってしまった。
といった経験をすると、たちまち人前で弾くのが怖くなってしまいます。
緊張を克服するために
大人になって音楽活動をするようになって始めて「緊張」を経験した私。
心臓が口から飛び出そうなほどドキドキが止まらなくて、「このまま死ぬんじゃないか?」とさえ思ったことがありました(笑)。
いや、その時は笑い事じゃないと思っていましたけど(笑)。
それからは、本番前に対策をとることにしました。
それは、ある程度曲が仕上がったら、本番の疑似体験をするということ。
眼をつぶり、会場の舞台を想像し、人がたくさんいることも想像して弾き始めます。
自宅のいつものピアノなのに、これをやると一気に緊張感が増し、うまく弾けません。
これを毎日繰り返し、いつもうまく弾けないところを重点的に練習します。
この「疑似体験」でうまく弾けないところは本番でも大抵うまく弾けません。
「きたきたー、ここ、うまく弾けるかなー、神様、うまくいきますようにー!」なんて考えながらそこを弾くのですが、やっぱりうまくいかない。
というのも、そんなこと考えてしまっている時点で体に余計な力が入ってしまっているんです。
だから、そうなる前に本番を想定した練習を繰り返すわけなんです。
心をだます
最終的には自分の「心を騙す」訓練です。
本番で、順番を待っている同士たちを見ると、明らかに自分より緊張している人がいるものです。
その人をみて(その方には申し訳ないですが)
「私より緊張している人がいる。きっと、うまくいかなそうなところがあるんだ。」
と、(勝手な)想定をし、自分の心を落ち着かせます。
そして、「自分は上手い!」
「自分が一番カッコよくて素敵だ!」
と、胸を張って順番を待ちます。
いよいよ本番。
大きく息を吸って、背筋をピンと伸ばして堂々と舞台に出て行きます。
この「堂々と」も大事で、見ている人にも自分にも「自信」が伝わるものです。
そうして、道々と「私が一番!」と周囲にも自分の心にも思い込ませたあなたは、落ち着いて、上がり過ぎずに弾くことができるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ピアノをただ練習するのではなく、このように本番を想定した練習を加えてメンタルを整えることも必要です。
特に、コンクールや受験など、絶対に間違えられない舞台に立つ方は出来るだけ人前で弾く機会を増やすことをおすすめします。
家族や友達、スマホで録画するのも良いと思います。
どれだけ人前で弾くことに慣れているかもピアノを上手く弾くには必要な要素です。
でも、これを乗り越えると、ピアノに関係なく、どんな「場」でも緊張し過ぎず、堂々と対処できる素敵なあなたになれると思いますよ。
頑張ってくださいね!
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